映像会社のデザイナーがワコムからXP-PEN Artist22セカンドに乗り換えた話

こんにちはまぺろにです。映像制作会社のデザイナーをしています。

普段会社と自宅の両方でワコムのCintiq13インチの液晶タブレット(液タブ)を使用して仕事や自主制作などを行っていました。

今回新たに自宅で使用している液タブをサイズの大きい XP-PEN Artist22セカンドに新調しました。

先に結論を書くと

XP-PEN Artist22セカンドに乗り換えて機能面、コスト面ともに大満足してます!

まぺろに

液タブはワコム以外考えられなかったのですが、良い意味で裏切られた感があります


液タブを買い替えようと思った理由

ワコムのCintiq13インチを会社、自宅ともに使用していましたが、ここ数年で3DCGを始めるようになったため、UIの情報量が多く実際の作業画面は13インチだとかなり小さくなってしまっているのが悩みでした。

まぺろに

機能的にはワコムに全く不満はなくむしろ大満足していました


自分が普段液タブで使用するソフトは

・Zbrush(3Dツール)
・Sai
・Photoshop
・Illustrator

ここら辺が主な使用ソフトです。
Zbrushはデジタル粘土のようなソフトで、3D上でペンを使い様々な形を形成していくツールで、
映画やゲームなど様々な分野で活躍している世界的な3Dソフトになります。


しかし作業画面が小さくなってしまうため、拡縮などを頻繁に行い制作物をチェックする必要があるため、効率が悪かったのです。

サイズ的には22インチが自分のデスクにはちょうど良く、なおかつ画面が大きいので、全体のレイアウトと細部のチェックの両方がやりやすいと感じたためです。

ワコムではなくXP-PENに乗り換えた理由

サイズを大きくするだけなら同じワコムで良いのでは?と思いますが。

まぺろに

ワコムの液タブは高いのです…

実際に、自分もワコムは世界シェア1位なので、品質も実績もあります、液タブと言ったらワコム以外考えられませんでした。

しかし値段が高いのがネックです。

ワコムの場合、今回購入予定だった22インチのサイズは約11万円ほどになります


そこで、海外メーカーを探していると、XP-PENをネットで見つけました。

https://www.storexppen.jp/

YOUTUBEやSNSで情報を見ていると結構満足度が高いようで、さらにはその液タブの値段の安さにも驚きました。

XP-PEN Artist22セカンドはワコムと同じ22インチの液タブですが

5万円ほど、おおよそ半額で買えます!

※ちなみに自分が買った時はブラックフライデーセールでしたので5万を切っていました。安い!

今まで液タブと言ったらワコムだったのですが、ここ数年でほかのメーカーが急激に追い上げてきているみたいで、プロの方の使用も増えてきているようです。

XP-PEN Artist22セカンドの導入と使用感

そんなわけで、XP-PENの購入を値段とサイズ感で決めました。

実際に店舗で描き心地を試せるところもあるそうですが、早くほしいと思っていたので、特に店頭では試さずに直ぐにアマゾンで購入しました。

まぺろに

もし微妙だったとしても、ワコムの半額だから傷は浅いはず!などと考えていました。


そんなこんなでXP-PEN Artist22セカンド到着

▼こんな感じで可愛くてきれいなイラストの箱です

▼設置してみました

今使っているBENQのモニターとほぼ同じ大きさです。でかくてテンション上がります

もともとのCintiqとのサイズ比較

▼厚さはCintiq13インチの方が薄いです

XP-PEN Artist22セカンドの方はスタンドが分厚いため必然的に厚さも出てきます。
スタンドは金属っぽい材質でできているのでかなり堅牢な感じです。

体重をかけて描いてもグラグラしません。

▼全体のサイズ

13インチと22インチの比較なので当たり前ですが、大きさが段違いです。
逆に今までよく13インチで3Dとかやっていたなと思えてくるほどでした。

ペンとかのオプション部分

背面パネル

▼背面の接続部分はUSBtypeCとHDMIでの接続が選べます

あと、イヤホンのジャックがついています。
作業中に音楽を聴きながら作業する人にはかなり重宝するのではないでしょうか

▼上でも書いたスタンド部分です

段階調節が可能なので、自分の書きやすい角度に設定できます

ペン

▼こういったスティック状のケースに入ってます

▼替え芯もついてます

グリップ感はワコムより弱めな感じです、ただ軽いので鉛筆やシャーペン等のアナログ描きに慣れている人にはかなり使いやすいと思います。

▼XP-PENの方がストレート気味です

画面表面シート

ノングレアのシートがあらかじめ貼られています(別売りでもあります)
このシートが結構滑りにくい感じに設計されているようで、紙のような書き心地が好きな方は満足できます。

使用感と感想

まぺろに

先に書いた通り使用感は大満足です!

まず大きい画面で作業するので、無駄に拡大縮小をしなくなったので作業効率も上がりました。

▼上の画面と液タブにそれぞれアプリを表示

気になっていた細かいペンストロークへの反応ですが、デフォルトだと傾けた速いストローク時に反応しない角度があったのですが。
筆圧の設定を変更したらほぼワコムと変わらなかったです。

ハッチングなどの細かい線を引き続ける技法を多用する人じゃない限りは気にならないと思います。

まぺろに

あと、個人的にですが画面がとても見やすい感じがします。


画面全体がはっきり見えるので、通常のモニターとも変わらない感覚で見れます。

まとめ

正直自分がCintiq13インチを買った時は13万近くした記憶があります。

なので、今回のXP-PENの5万を切る値段に関しては失敗してもいいかぐらいの気持ちでしたが、結果は大満足してます。

自分がXP-PEN Artist22セカンドを人に勧めるとしたら

・これから液タブを欲しいと思っている人
・大画面に買い替えたい人
・コストを安く抑えたい人

これに当てはまる人は買って損はしないんじゃないかと思います。

まぺろに

大画面の液タブに変えると、不思議と創作のモチベーションも湧いてくるので不思議です笑

2D、3Dアーティスト問わずにやはり大画面は正義のような感覚があります。
液タブ選びの参考になれば幸いです。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!